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 連日の暑さとジメジメした雨の影響で食中毒への警戒も高まっています。

■やってしまいがち?要注意ポイント

宮城大学・金内誠教授 この記事の写真

 食中毒を防ぐために必要な「冷蔵庫」にも危険が潜んでいるということです。どういうことなのでしょうか?

 今回、食中毒菌などの微生物に詳しい宮城大学・金内誠教授に聞くと、「冷蔵庫を過信しないことが大切だ」とはっきりと話していました。

“食中毒につながりかねない”ポイントは?

 こちらの冷蔵庫を開けると、この中に金内教授が指摘する“食中毒につながりかねない”ポイントが3つあります。

鍋をそのまま冷蔵庫に入れる (1)鍋をそのまま冷蔵庫に入れる
 鍋など容量の大きいものは、冷蔵庫に入れても冷えにくく、菌が増殖する恐れがあります。それだけではなく、温かいまま入れてしまうと冷蔵庫の中の温度も上がってしまい、他の食材にも影響を及ぼしかねないとのことです。手間はかかりますが、容器に移すなど小分けにして保存してほしいということでした。 ドアポケットに卵 (2)ドアポケットに卵
 冷蔵庫のドアを開閉することで温度変化を受けやすいのがドアポケットです。温度変化により、殻に結露してしまい、この結露から菌が増殖してしまう恐れがあります。さらに、開閉の振動によって殻が割れてしまうと、卵の中に菌が入り込む恐れもあります。そのため、なるべくドアポケットを避けてほしいとのことでした。また、パックのまま置くと振動や結露を防げるということです。 食材の“ぎゅうぎゅう詰め” (3)食材の“ぎゅうぎゅう詰め”
 ぎゅうぎゅうに食材が詰め込まれていると、探す時間が増えるために冷蔵庫を開けている時間が長くなり、温度が上がってしまいます。また、冷風もうまく循環しません。金内教授は「7割収納」がオススメだと話していました。 調味料の“液だれ”は拭き取る

 その他にも、調味料の“液だれ”は放置せず、拭き取るなどの対策も必要ということでした。冷蔵庫を賢く使って、食中毒を防いでいきましょう。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年7月12日放送)

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