政府は9日の閣議で、8月10日に定年退官する戸倉三郎・最高裁長官(69)の後任となる第21代長官に、今崎幸彦(ゆきひこ)・最高裁判事(66)を指名することを決めた。8月11日以降に発令される予定。
長官交代は2022年以来で、裁判官出身の長官は13代連続。今崎氏の任期は27年11月までの約3年間となる。
今崎氏は、トランスジェンダー女性の経済産業省職員が女性トイレの利用を不当に制限されたと訴えた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷の裁判長として利用制限を認めない判決(23年7月)を言い渡した。【巽賢司】
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