過去最多の56人の立候補者で注目を集めた東京都知事選挙は、七夕の7月7日に投票、即日開票が行われ、小池百合子氏(71)が再選を果たした。首都・東京の舵取り役である都知事を決める今回の選挙には、3選を目指す現職の小池百合子氏に、広島県安芸高田市の前市長の石丸伸二氏(41)、また、前参院議員の蓮舫氏(56)ら56人が17日間の戦いを繰り広げた。抜本的な解消策がないまま進行する少子化、保育や教育、介護、医療など、都民の暮らしに直結する問題をはじめ、樹木伐採で批判を浴びる神宮外苑の再開発計画などの重要課題が争点となった。

小池氏の公約は「東京大改革3.0」。東京都の合計特殊出生率が1を切るなど深刻化する少子化に危機感を示し、小池氏は、無痛分娩費用に対する助成制度の新設といった結婚、出産、子育ての支援に力を入れる政策を掲げていた。石丸氏は、「東京を動かそう」をスローガンに、「政治再建」「都市開発」「産業創出」の3つを柱とする公約を発表し、支援者の拡大に尽力してきた。選挙戦ではSNSを積極的に活用し、街頭の聴衆に拡散を呼びかけた。一方、蓮舫氏は連日、街頭演説会を開催し、行財政改革の徹底、社会的な弱者への支援強化の必要性を訴え、都政刷新を訴えた。

★ゲスト:若狭勝(弁護士/元東京地検特捜部副部長)、久江雅彦(共同通信特別編集委員)
★アンカー:末延吉正(ジャーナリスト/元テレビ朝日政治部長)

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