5日は、全国の162地点で35℃以上の猛暑日となりました。

最高気温が37℃を超え、今年最高となった名古屋市。
50代の男性作業員が工事現場で倒れて亡くなりました。男性は、午前8時半から屋外で作業をしていました。熱中症の可能性があるということです。

東京では、2日続けての熱帯夜から、午前8時には30℃に達し、午後1時前、今年、最高となる35.5℃を記録しました。

5日から始まった『西新井大師 風鈴祭り』。

祭りに来た人
「(Q.少しは涼みました)聞いたくらいじゃ、全然、暑いです。(Q.暑さはこの涼しげな音を上回る)上回りますね、やっぱり」

厳しい暑さのなか、板橋区では午前11時過ぎから、一部の地域で停電が発生。エアコンが止まった中学校では、生徒の健康に配慮し、急きょ、午後の授業を中止して、昼過ぎに下校させる対応をとりました。

4日、全国で一番暑かった静岡。5日も35.9℃まで気温が上がりました。
厳しい日差しのなかでも、おいしい茶葉を育てるために欠かせないのが、茶畑の管理です。

お茶農家
「(Q.この連日の気温どう)暑いです。お茶は、生きているから、どんどん大きくなる。人間が管理しないといけない。暑いなかでも大変です」

炎天下での作業に、水分補給は欠かせません。飲んでいるのは自慢の静岡茶。

お茶農家
「(Q.茶畑に休憩所はない)ないですね。夏場は、エアコン利いた車で少し休むとか。(お茶より)人間の方が大変ですよね」

5日、全国で一番暑かったのは、三重県松阪市で、39.7℃を観測しました。

午後9時までに、熱中症の疑いで搬送された人は、全国で少なくとも510人に上っています。

滋賀・日野町では、農作業をしていた81歳の男性が、熱中症による脱水症で亡くなりました。また、愛知と佐賀で2人が熱中症の疑いで亡くなっています。

京都市では正午ごろ、浄水場で社会科見学をしていた小学4年生9人が体調不良を訴え、そのうち3人が、熱中症の疑いで救急搬送されました。

水による事故も発生しています。
午後3時過ぎ、横浜市の川で友人らと遊んでいた小学5年生の男の子が流されました。男の子は救助され、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

暑さから高齢者を守る新たなサービスがあります。
訪問型の整体・マッサージを手掛ける企業。温度計、湿度計、緊急時の補水液など、暑さ対策のグッズをそろえて、利用者の家へ向かいます。

室温が高かったので、まずは水分補給。マッサージは、その後です。

通常のマッサージの前に、室温や利用者の健康状態をチェックして、状況に応じて飲み物などを提供し、熱中症を防ぐ狙いです。

利用者(82)
「(Q.熱中症のアドバイス受けられてどう)ありがたいです。近所で救急車に運ばれる人が多いので」

ななや整体・山西智美さん
「(Q.サービスを始めた理由は)去年、非常に(熱中症の)件数が多く、具合が悪い方が多かった。私たちは医者ではないが、地域資源として何かできないかと。暑さは、これから厳しくなるので、ケアは必要」

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