千葉県九十九里町の住宅で腐敗の進んだ遺体が発見され、この家の64歳の男が死体遺棄の疑いで逮捕されました。男は「ばれたら父親の年金がもらえなくなる」と話しているということです。

 4日午後0時半すぎ、千葉県の東金警察署に「おじと2年間、連絡が取れない」と親族から行方不明届が出されました。

 警察が九十九里町の住宅に向かうと、腐敗が進んだ年齢が分からない男性の遺体が見つかりました。

 警察は、この家の無職・堀口秀雄容疑者(64)を死体遺棄の疑いで逮捕しました。

 警察によりますと、この家には堀口容疑者と80歳くらいの父親が住んでいたということです。

 堀口容疑者は遺体を放置していたことを認めていて、「死んだことがばれてしまったら父親の年金がもらえなくなる」と話しているということです。

 警察は父親の年金を受け取るために死亡届を出さずに少なくとも2年は遺体を放置していたとみて、遺体の身元の確認を進めるとともに死因を調べています。

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