労働組合の中央組織「連合」は、今年の春闘の賃上げ率が5.10%だったとの最終集計を公表しました。33年ぶりに5%を超える高水準でした。
連合は今年の春闘の賃上げについて、1日午前10時までに回答があった5284社の最終集計の結果を公表しました。
それによりますと、ベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ額は平均で月額1万5281円で、賃上げ率は5.10%でした。
去年から1.52ポイント増加し、1991年以来、33年ぶりに5%台にのせ高い水準となりました。
また、パートや契約社員などの賃上げ率も時給換算で5.74%でした。
一方、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によりますと、物価の変動を差し引いた「実質賃金」は過去最長の25カ月連続のマイナスで、賃上げが物価の上昇に追い付いていない状況が続いています。
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