高齢女性から現金をだまし取ったなどとして、警視庁暴力団対策課は2日、住所不定、無職、窪田力輝容疑者(23)と、建設作業員の男性(20)=埼玉県久喜市=を詐欺容疑などで逮捕したと発表した。
2人は2023年11月、埼玉県警に摘発されたカンボジア拠点の特殊詐欺グループの関連組織で、現金の受け取り役だったとみられる。
逮捕容疑は23年5月、何者かと共謀し、熊本県の70代女性に電話をかけ、老人ホームの入居権を巡るトラブルの解決金名目で、現金200万円を都内の空き家にレターパックで送らせ、だまし取ったとしている。いずれも黙秘しているという。
事件を巡り、警視庁はこれまでに、現金の受け取り役とみられる15人を詐欺容疑などで検挙。都内の不良グループのメンバーが特殊詐欺に加担したとみている。【遠藤龍】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。