1日、将棋の藤井聡太七冠(21)が棋聖戦5連覇を達成。最年少で「永世称号」を獲得した。
■先月の叡王戦で初めてタイトルを失うも…
1日、藤井七冠の地元・愛知県で棋聖戦五番勝負の第3局が開かれた。
これまで戦績は藤井七冠の2連勝。この対局に勝てば棋聖5連覇となり、最年少で「永世棋聖」の資格を獲得するという、注目の一局だ。
挑戦者の山崎隆之八段(43)は初のタイトル獲得を目指す。
藤井七冠は先月の叡王戦で、初めてタイトルを失った。
藤井七冠
「(Q.タイトルで敗退するのは初めてだが?)それは時間の問題だと思っていたので、あまり気にせず頑張っていきたい」
七冠に陥落し、およそ10日後に行われた今回の棋聖戦第3局。しかし、その影響はなく、藤井七冠が見事勝利し、シリーズ3勝0敗で5連覇を達成した。
藤井七冠
「棋聖戦は初めてタイトルをとれた棋戦で、思い出も多いので。『永世称号』を獲得できたことは、すごくうれしく思います」
■最年少2年更新…中原十六世名人もコメント
2020年7月、17歳11カ月の史上最年少で獲得した初タイトルも、この「棋聖」だった。
棋聖の場合、通算5期保持した棋士に永世称号を付与していて、藤井七冠は、最短の5連覇でその栄誉を達成した。
21歳11カ月での永世称号の獲得は、これまで中原誠十六世名人が保持していた23歳11カ月だったが、2年更新し、永世称号も史上最年少となった。
中原十六世名人はコメントを発表した。
中原十六世名人
「永世棋聖、おめでとうございます。17歳で棋聖獲得、それからの五連覇はお見事です。防衛力の強さに感心しました。これからも、なお一層のご活躍をお祈りいたします」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年7月2日放送分より)
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