土砂崩れなどによる影響でインフラの復旧が進んでいない地域もあります。今も一部で断水が続く珠洲市から報告です。
(菅井智絵アナウンサー報告)
津波で大きな被害を受けた珠洲市鵜飼地区に来ています。半年が経った現在も電柱が大きく傾き、さらには津波で押し流された車が、がれきの中にそのままとなっています。
石川県では地震により、最大でおよそ11万戸で断水が発生しました。現在も珠洲市と輪島市の一部では断水が続いています。先月28日時点で珠洲市では757戸で水が通っていません。珠洲市によりますと、9月中に市内全域で断水を解消したいということです。
一方、水道復旧工事が完了しても、そこから各家庭につながる給水管の工事が進まないケースも多くあります。
石川県では、被災者に地元以外の工事業者を利用してもらうため、出張にかかった費用を補助するなど、対策を進めています。
半年経っても変わらない町並みに対して、付近の住民からは「この光景に見慣れてしまったこと自体がおかしい」という声も聞かれます。
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