JAXA(宇宙航空研究開発機構)は日本初の月面着陸に成功後、休眠状態になっていた無人探査機「SLIM」との通信を試みたものの復旧できなかったと明らかにしました。
SLIMの公式X(旧ツイッター)によりますと、太陽光による発電が想定される6月21日夜から27日朝にかけて、通信を試みたもののSLIMからの電波は確認できなかったということです。
今後、SLIMと通信できる可能性は低いとしています。
月では約2週間で昼と夜が入れ替わり、温度もマイナス170度まで下がる厳しい環境ですが、もともとSLIMではこれを乗り越える設計は想定されていません。
SLIMは1月20日に日本では初となる月面への着陸に成功し、1月31日の運用終了までに目標のデータを取得しました。
その後、3回の「越夜」に成功し、4月29日から再び休眠状態となっていました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。