埼玉県毛呂山町の自宅で、トイプードルなど犬3匹を殺害したとしてブリーダーをしていた81歳の男が逮捕されました。男は「繁殖に使えなくなった犬を生かしておくと経費がかかる」などと話しています。

 捜査関係者によりますと、動物販売業をしていた渡部幸雄容疑者(81)は5月、毛呂山町の自宅でトイプードルなど犬3匹を小さいかごに入れてビニール袋で密閉し、窒息死させた疑いが持たれています。

 渡部容疑者は主に小型犬を繁殖させて、ペットオークションで販売していました。

 警察に渡部容疑者が「ビニール袋に犬を入れて殺害している」と情報提供があり、5月に自宅の捜索を行ったところ、かごに入った3匹の死骸を発見しました。

 任意の調べに対して、渡部容疑者は「繁殖に使えなくなった犬を生かしておくと経費がかかる」「行き場のない犬の責任を取るつもりで殺した」などと話しているということです。

 渡部容疑者は180匹ほどの犬を飼育していて、警察は他の犬に対する虐待があった可能性もあるとみて、余罪についても調べています。

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