建設が進む大阪・関西万博の会場=大阪市此花区で2024年3月11日、久田宏撮影

 2025年大阪・関西万博の「国際参加者会議」に出席したイランの関係者は26日、自前で建設する「タイプA」のパビリオンを断念し、日本国際博覧会協会が建設を代行する簡易型「タイプX」に移行する意向を明らかにした。取材に「協会のタイムスケジュールに合わせざるを得ず、時間がない」などと述べた。協会によると、19日時点で既に3カ国がXに移行している。

 25日に始まった会議の期間中、Aを予定していたパキスタン、イスラエル、アルメニアが、協会が建設する共同入居型の「タイプC」への移行を表明した。

 Aは当初、約60カ国が希望していたが、資材や人件費の高騰で建設業者との契約が難航。協会によると、19日現在で51カ国中32カ国が着工したが、11カ国は建設業者が決まっていない。【郡悠介、藤河匠】

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