女児が転落した広島市中区のマンション=17日午前11時38分

広島市中区の53階建てマンションで16日、女児(3)が転落死した事故で、居室のベランダに踏み台のようなものがあったことが17日、広島県警広島中央署への取材で分かった。女児は踏み台に上り、誤って転落したとみられる。死因は重症胸部外傷だった。

署によると、女児は中層階の住人で、当時は部屋に1人でいたという。ベランダには高さ約135センチの柵があった。踏み台は普段、ベランダに置いておらず、女児が自ら持ち出した可能性がある。居室の台所の勝手口がわずかに開いており、そこからベランダに出たとみられる。

事故は16日午後6時ごろに発生。女児はベランダ下にある植え込みに倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。

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