22日は西から雨のエリアが広がり、中国地方と北陸地方が梅雨入りしました。関東や東北では晴れて日差しが強くなり、各地で真夏日になりました。

■関東・東北で真夏日続出

 21日、17年ぶりの遅い梅雨入りとなった関東地方。

 22日、5日ぶりに真夏日となった東京都心。急速に普及している小型扇風機を手放せない季節がしばらく続きそうです。

 まだ梅雨入りしていない東北では、季節を先取りした暑さが続いています。

 22日は32℃まで気温が上昇した福島市。水遊びするにはちょうどいい陽気で、こちらは水の中で寝そべっています。

来園者
「暑いですね。私もともと県外から来たが、東北なのにけっこう暑いんだなとびっくりしている」

 盛岡市では、6月の真夏日が22日で観測史上最多の8回目となりました。

盛岡市民
「もうすごい暑くて、歩いているだけで熱風みたいなのが来る感じでつらいですね」

 その東北地方ですが、23日にも梅雨入りの可能性がありそうです。

 千葉市の千葉公園は午前7時すぎから大にぎわい。お目当ては見頃を迎えている大賀ハス。見事な咲きっぷりです。

来園者
「こんな大きいの見たの初めてで、ちょっと感激します」

 早朝に開花し、昼ごろには閉じてしまう大賀ハス。時間制限のあるフォトジェニックな被写体です。

来園者
「曇りや雨の方がしっとり撮れて花の雰囲気に合うかななんて。私は雨とか曇りの方が好き」

 栃木県大田原市の黒羽城址公園では、約6000株のアジサイが見頃を迎えています。

来園者
「本当にきれいですよね」
「きのう雨降ってよかったんじゃない?」
「うん、そうね」
「雨降ったんでね、余計よかったのかなと思いますけど」
「またすぐ降ってくるよ」

■西から雨広がる 中国・北陸で梅雨入り

 一方、梅雨前線の影響で朝から雨が強まった九州。

 宮崎県都城市では、午前9時ごろまでの1時間に58ミリの今年一番の非常に激しい雨が観測されました。

宮崎・都城市在住 村田祐治さん
「本当に突発的な雨。いつもの雨音じゃなくてバシャって感じで。バシャバシャバシャバシャって感じ。瞬間的な雨でびっくりしました」

 九州では23日にかけて局地的に激しい雨が降り、警報級の大雨となる恐れがあることから、警戒が必要です。

 気象庁は22日、中国地方と北陸地方が梅雨入りしたとみられると発表。いずれも平年より大幅に遅い梅雨入りとなりました。

 23日は西日本と東日本の広い範囲で警報級の大雨になる可能性があります。

 予想される雨の量は、23日夕方までに最大で、九州北部・南部、東海で200ミリ、近畿で180ミリ。中国・北陸で150ミリなどとなっていて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に警戒が必要です。

▶テレ朝天気

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