ミャクミャクを描いた日本航空の機体=関西国際空港で2024年6月18日午前10時16分、中村宰和撮影
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 2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」を機体に描いた日本航空の国際線仕様の中型機ボーイング787が18日、関西国際空港に初めて飛来した。日航グループのミャクミャクジェットは羽田、成田、関空とアジアを結ぶ路線で2025年8月まで運航し、世界に万博をアピールする。

 機体の両側面に描かれ、機内でミャクミャクをデザインした飲み物用の紙コップが提供される。日航のミャクミャクジェットは、1号機の小型機エンブラエル190が23年11月から、大阪・伊丹発着便を中心に国内線で運航している。国際線に投入された2号機は24年6月3日に羽田―フィリピン・マニラで運航を始めた。

 この日、関空に2号機が初めて飛来し、旅客150人を乗せて台湾・台北に向かった。知人6人で観光に行く奈良市の整体師、大西伸治さん(71)は「万博の雰囲気を感じられて楽しみ。機体は尾翼の鶴のシンボルマークが赤で、ミャクミャクも赤が目を引き、よく似合う」と話した。

 関空は万博期間中、世界各国からの旅客の玄関口となる。日航は「万博を契機に、海外のお客様がJALのネットワークを利用して日本各地を訪れてほしい」と説明した。日航は今後、国内線に3号機の投入を予定している。【中村宰和】

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