おととし7月、安倍元総理が銃撃されて死亡した事件で、起訴された男が「現在のような状況を引き起こすとは思っていなかった」と話していることが分かりました。

 殺人罪などで起訴されている山上徹也被告(43)の弁護団は21日、事件をきっかけに旧統一教会や宗教2世の問題が明らかになったことについて、山上被告が「現在のような状況を引き起こすとは思っていなかった」と話していることを明らかにしました。

 また、宗教2世の境遇が知れ渡ったことは「2世の人にとっては良かったのか悪かったのか分からない」と話しているということです。

 事件からまもなく2年となりますが、山上被告の公判開始のめどは立っていません。

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