大阪府松原市のゴルフ練習場でガソリンの入ったバケツが爆発した事件で、府警は21日、殺人未遂容疑で逮捕された男性がバケツを運ぶために車を貸したとして、無職の半田暎子容疑者(70)=同府羽曳野市向野2=を殺人未遂ほう助の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、殺人未遂の疑いで逮捕された岡本勝年容疑者(65)=同=がゴルフ練習場の経営者を爆発物で殺害する計画を知りながら、爆発物を運ぶための軽乗用車を貸したとしている。「車は貸した。爆発物を作っているのも知っていたが、殺害を企てていたことは知らなかった」と一部否認している。
岡本容疑者は5日夜から6日早朝までの間、練習場にガソリン入りのバケツを設置、何らかの理由で内部から噴き出した熱風で従業員1人にやけどをさせたとして17日に逮捕された。府警が半田容疑者のスマートフォンを調べたところ、車の貸し借りをした記録があったという。
府警捜査1課によると、岡本容疑者は「あの程度の設備で死なないと思っていた」と容疑を一部否認した上で、「約25年前に自身が経営するスーパーを練習場の経営者に潰された。だから、経営者を狙った」と府警に説明。このスーパー内で半田容疑者の夫も店を開いていたという。【林みづき】
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