広島県警三原署は20日、将棋の元プロ棋士で株主優待券を活用した生活で知られる桐谷広人さん(74)=広島県出身=を名乗る人物らから、ネット交流サービス(SNS)を介して、同県三原市の50代男性が計約780万円をだまし取られたと発表した。
同署によると、男性は今年3月末ごろ、フェイスブックで桐谷さんの画像が掲載された「株投資でもうかる」という広告を見つけ、桐谷さんをかたる人物とメッセージのやりとりを始めた。その後、紹介されたアシスタントを名乗る人物からの指示に従って、指定された口座に60万円を振り込んだ。
また、SNSで別の棋士を名乗る人物ともやりとりし、同様の手口で721万円をだまし取られたという。男性は、投資で得た利益を引き出そうとしたができず、警察に相談して被害が発覚した。【松原隼斗】
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