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3年ぶりに開かれた党首討論。野党の厳しい追及に岸田総理は皮肉を込めた熱弁で応酬。ヤジが飛ぶ場面もありました。

■3年ぶり党首討論 総理vs泉代表

3年ぶりとなる党首討論。政治資金パーティーの是非を巡って激論となりました。

立憲民主党 泉代表
「若い世代が(政界に)入ってこられないみたいなことをおっしゃるわけです。私は真逆じゃないかと思ってまして。総理ね、金集めですごい人たちばかり集まってやってるから普通の国民入れないんですよ。総理、そこをわかってもらわなきゃ。だってね、総理、2億円集めてるんですよ。広島1区で誰が戦えますか、そんなんで。集め過ぎなんですよ、あなた」
「金のかかる政治をやってるから変わらないんじゃないですか。新しい人材が入らないんじゃないですか」 泉代表「普通の国民入れないんですよ。総理、そこをわかってもらわなきゃ」 この記事の写真は7枚 岸田総理大臣
「政治パーティーは禁止、企業献金も禁止、政策活動費も禁止、全部禁止では具体的な案をつくることができないと申し上げているところであります。ぜひ御党にも、こうした責任ある具体的な政策、これをしっかり提示していただきたい、これを思っております」 岸田総理「具体的な案をつくることができないと申し上げているところであります」

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■解散迫る野党に岸田総理は?

■解散迫る野党に岸田総理は?

野党が「抜け穴だらけ」と批判する改正政治資金規正法が19日成立し、岸田政権の真価が問われる中、政策活動費については…

立憲民主党 泉代表
「政治資金規正法の改正案が可決をされました。我々にとっては大変残念です。悔しいと言ってもいいぐらい」
「企業団体献金もやめない、パーティーもほぼそのまま。政策活動費はどの党も全面公開か廃止だと言って自民党に迫ってきた。でも、自民党はそこを死守をした。今回の政治改革案、今回も10年後の公開なんて話になっている。これだって国民の皆さん全く納得していませんよ」
「次の総選挙の時にも、各候補者や現職の議員たちに政策活動費を執行するんですか」 泉代表「自民党はそこを死守をした、今回の政治改革案」 岸田総理大臣
「政策活動費についても透明性を高め、信頼をしっかりと得るために、二重三重に様々な仕掛けを作って制度をつくった」
「政治活動の自由と国民の知る権利のバランスの中でつくった制度、この制度に基づいて政策活動費を使っていく。今回の結論、これは重要な結論であり、党としてもその結論を守ってまいります」 岸田総理「政治活動の自由と国民の知る権利のバランスの中でつくった制度」 立憲民主党 泉代表
「全然、答えてないし、これ自民党だけですよ、そんなことで抵抗しているのは。あなたたちが抵抗勢力ですよ、本当にけしからんですよ。我々は国民に見える形で、政治資金がちゃんと見える形で選挙を公平にやろうと言っている」
「出した人の領収書はあるかもしれないけど、その出した人からさらに各個別の議員に行ったら、その後の領収書はわからないという仕掛けじゃないですか。途中から消える魔球みたいになっているじゃないですか。とんでもないですよ、こんなものは」 泉代表「その後の領収書はわからないという仕掛けじゃないですか」 岸田総理大臣
「御党は企業団体献金は禁止、政治資金パーティーは禁止、そして政策活動費も禁止。御党がこうやって禁止を言いながら、実際、政治資金パーティーを開いておられるとか、あるいは労働組合等から団体献金を受けているとか、こういったことをあげつらう場でないと思っておりますが、しかし、しかし…禁止禁止禁止というのは大変気持ちがいいかもしれない、わかりやすいかもしれない。しかし、現実的な政治の中で、政治にはコストがかかる、これは当然のことであります」
「禁止禁止禁止ですべて禁止してしまって、こうした現実をみることがない、こういった案ではあってはならない、こういった思いで取り組んでまいりました」 岸田総理「政治にはコストがかかる、これは当然のことであります」

また衆院解散・総選挙について…

立憲民主党 泉代表
「解散をして、国民に政治資金規正法の改正案がいいのか悪いのか。ぜひ、総理 、国民に信を問おうじゃないですか」 泉代表「総理 、国民に信を問おうじゃないですか」 岸田総理大臣
「様々な課題に取り組んでいき結果を出していく、これに専念をしていかなければならない。これが今の私の立場であり、それ以外のことは考えていない、それが解散を迫られた質問に対するお答えであります」

立憲民主党は、19日午後、臨時の執行役員会を開き、20日、岸田内閣に対する不信任決議案を提出することを決めました。

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