将棋の藤井聡太八冠(21)に同学年の伊藤匠七段(21)が挑戦している叡王戦はいよいよ第5局です。勝ったほうがタイトル獲得となる対局を前に、藤井八冠は「全力を尽くして熱戦にしたい」と話しました。
藤井聡太八冠
「あしたは大きな対局にはなりますけれども、全力を尽くして熱戦にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします」
伊藤匠七段
「緊張感もありますけれども、しっかりと集中して臨んで良い勝負をお見せできるように頑張りたいと思います」
叡王戦五番勝負第5局の前夜祭は19日午後6時から甲府市内の常磐ホテルで開かれました。
叡王戦は先に3勝した方がタイトル獲得となります。
藤井八冠は第3局を終えて1勝2敗となり、負ければタイトルを失うカド番に初めて追い込まれましたが、第4局に勝って2勝2敗として第5局に持ち込みました。
この対局に勝利すれば自らの記録を更新するタイトル戦23連覇となります。
一方、藤井八冠を初めてカド番に追い込んだ同学年の伊藤七段は初めてのタイトル獲得がかかります。
藤井聡太八冠
「最初に(ここに)来たのは先ほど市長のお話しにもありました通り、2019年に将棋の日のイベントが開催された時でして、私自身も5年前になるのかと驚いている」
伊藤匠七段
「(ここは)タイトル戦の常連の宿という印象がありまして、本当に数多くの名局が繰り広げられてきた場所だと思いますので、今回こちらで対局できることをとても楽しみにしておりました」
前夜祭の前には対局室で検分が行われました。
藤井八冠、伊藤七段ともに対局室の雰囲気や駒の手触りなどを念入りに確認していました。
注目の叡王戦第5局は20日午前9時から始まります。
持ち時間はそれぞれ4時間で、タイトルの行方は夕方以降に決する見込みです。
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