部下に拳銃をちらつかせるなどしたとして、大阪府警は19日、府警平野署地域課の男性巡査部長(57)を銃刀法違反(加重所持)や暴行などの疑いで書類送検した。巡査部長は同日付で停職6カ月の懲戒処分となり、依願退職した。
書類送検容疑は2023年2月、部下の30代男性巡査長の背中に配備された回転式拳銃の銃口を向けた。さらに24年3月、別の部下の30代男性巡査部長に頭突きし、その際にも拳銃を取り出したとしている。
監察室によると、処分された巡査部長は「自分と合わない同僚へのストレスがあった」と話しているという。部下に頭突きする様子を目撃した署員が上司に報告して発覚。府警が巡査部長の私有のスマートフォンを調べた結果、部下の背中に銃口を向ける動画を撮影していたことも分かったという。
津川浩徳・監察室長は「警察官として言語道断の行為であり、厳正に処分した」とコメントした。【二村祐士朗】
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