東京都内の大学に爆破予告などのファックスを送り、学校関係者の業務を妨害した罪などに問われている元大学院生に懲役3年の実刑判決が言い渡されました。
元大学院生の佐藤直被告(23)は去年、都内の大学に「高機能爆弾を334個仕掛けたナリ」などと書かれたファックスを送信して、学校関係者の業務を妨害した罪などに問われています。
これまでの裁判で、検察側は「特定の弁護士や関係者を標的とした嫌がらせを行う『恒心教(こうしんきょう)』と称する特定集団に属していた」などと指摘し、佐藤被告に懲役5年を求刑した一方、弁護側は寛大な判決を求めていました。
東京地裁は13日の判決で、「集団に認められたいという身勝手な動機で、様々な違法行為を重ねた責任は重い」などと指摘し、佐藤被告に懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
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