滋賀県大津市で保護司の男性が殺害された事件で、逮捕された男が、男性の就労支援を受けて就いた勤務先で、「正当に評価されない」と短期間で退職していたことが分かりました。

 大津市の無職・飯塚紘平容疑者(35)は先月、レストラン経営者で保護司の新庄博志さん(60)の上半身を刃物で複数回刺し、殺害した疑いが持たれています。

 過去の事件で保護観察中だった飯塚容疑者は、新庄さんの就労支援を受けていて、おととし、NPO法人の紹介で建設関係の仕事に就きました。

 しかし、NPO法人の関係者によると、飯塚容疑者は2カ月も経たないうちに職場を辞めたといいます。

仕事を紹介したNPO法人関係者
「自分に対する正当な評価がしてもらえない。そういった不満がたまってきて就労の継続が困難になってきたのかな」

 警察は更生に向けた指導のなかで、何らかのトラブルがなかったか調べを進めています。

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