“人食いバクテリア”とも呼ばれる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者報告数が、すでに去年1年間の患者総数を上回り、過去最多を更新したことが分かりました。

 「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の初期症状はのどの痛み、発熱、吐き気、倦怠感などで、急激な病状の進行が特徴で、致死率がおよそ3割と極めて致死率が高い感染症とされています。

 国立感染症研究所によりますと、今月2日までの報告患者数は速報値で977人でした。

 過去最多となった去年1年間の患者の総数941人を大きく上回るペースで推移しています。

 飛沫や接触が感染経路で、厚労省は手や指の衛生や咳エチケット、傷口の清潔な処置など基本的な感染防止対策を呼び掛けています。

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