山梨県北杜市にある産廃最終処分場内で、有害性が指摘されている有機フッ素化合物=PFASの一種が検出され、周辺の河川で水質調査が行われました。

 山梨県は、5月に産業廃棄物の最終処分場である「明野処分場」の敷地内6カ所で採水調査したところ、人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物=PFASの一種であるPFOSとPFOAが検出されたと公表しました。

 国はPFOSとPFOAの合計を、水道水や地下水などの指針として暫定的に1リットル当たり50ナノグラムを超えないよう定めています。

 処分場の廃棄物層を通過した雨水を集めた処理前の水には、この指針値は適用されませんが、今回、指針値のおよそ6倍以上の320ナノグラムが検出されました。

 これを受け、6日に処分場に近い湯沢川の2地点で水質調査が行われました。

 結果は、およそ1カ月後に出る見込みです。

 県は今後、処分場周辺の地下水も調査し、住民の不安を払拭したいとしています。

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