北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの帰国を待ちわびていた父親の滋さんが亡くなってから、5日で4年となります。

横田早紀江さん(88)
「(滋さんに対して)『(拉致問題は)重大なことなのに何でちっとも動かなくて、何も分からないんだろうね』って、ため息つきながら(滋さんに)話しかけてます」

 横田滋さんは4年前のきょう亡くなりました。

 めぐみさんの母・早紀江さんは「噂に振り回されながら46年間過ごしてきた」「結局、何もないという虚しさのなかに置かれている」と現在の心境を明らかにしました。

横田早紀江さん
「何も分からないってどういうことなんですかって、何があってこうなんですかって、何でもいいから明らかにして下さいっていうことを一生懸命伝えてます」

 早紀江さんは、拉致問題は「どんな形であっても解決しなければいけない」として、「苦労して待ってる人達を救い出すことが日本の大きな仕事じゃないかなと思っている」と、改めて政府による一日も早い解決を訴えました。

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