関東甲信では大気が不安定な状態が3日連続で続いています。東京をはじめ、広い範囲で雷注意報が出されています。
■“大気不安定”きょうも関東で雷雨
大粒の雨が降る群馬県桐生市では4日、関東で最も気温が高い最高気温27.2℃を観測していました。雨が降った後、午後3時には気温が急降下して20℃を切っていました。
午後4時すぎ、埼玉県熊谷市を飛んでいたヘリが桐生市に掛かっていた雨雲を捉えていました。黒い雨柱が地面に伸びています。
3日に続いて4日も大気が不安定です。関東甲信や東海から東北の広い範囲で雷注意報が発表されています。4日もあちこちで“あられ”のようなものが降っています。
長野県諏訪市。そして3日、ひょうが降った長野県佐久市では、4日はあられのようなものが降っていました。キャンプ場の人は午後1時ごろに撮影したそうです。
キャンプ場のスタッフ
「最初にすごい勢いで雨が降ってきて、冷たい風が吹いてひょうが降って。予想していなかったのでびっくり。うっすら白くなるくらいで1センチ。それが一面、敷き詰められてる」
群馬県の草津温泉では急に雨が降ってきたのか、観光客が屋根の下に一斉に避難したのが分かります。
栃木県奥日光のホテルに設置されたライブカメラ。朝は男体山が湖面に映るほど美しい景色でしたが、数時間後には雲が掛かり始め、その後、山はすっぽり雲の下に隠れてしまいました。
午前中は栃木県など、関東の山沿いにポツポツと雨雲が湧く程度でしたが、午後には関東のかなり広い範囲で雲が湧いていました。
雲の合間に見える稲光は甲府市の様子です。
■最盛期のレタス畑に「ひょう」
連日のゲリラ豪雨。3日に大粒のひょうが降った長野県。一日経った4日も畑にはひょうが残っています。
被害に遭ったレタス農家
「ここもちょうどやられたんだよな」
「ひっどいね、あーひどいね。ほんと出荷する目前だったのに」
「ほんとだよ」
長野県御代田町の畑ではひょうが降ったことで、葉がちぎれたものや穴が開いてしまったものも。これらは廃棄せざるを得ないといいます。
サニーレタスやリーフレタスは今が出荷の最盛期です。
レタス農家 小林佳代さん
「もうなんかどうにもならない。やるせない、切ない気持ちで。生活かかってますからね」
長野県は4日朝から現地調査に入っていて、被害状況を取りまとめることにしています。
▶テレ朝天気
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。