京都市は観光客が増えすぎることで起きる、いわゆる「オーバーツーリズム」が問題となっています。
そこで今月1日から運行が始まったのが「観光特急バス」です。通常の市バスとは別に土日、祝日など限定で観光地近くにのみ停車する観光客のためのバスです。
「観光特急バス」の運賃は大人500円。通常の「均一区間運賃」は230円なので倍以上の運賃になります。
名古屋から来た観光客
「(Q.普通のバスよりも値段が高いが?)全然、大丈夫です。その方が効率的に回れるかなと思って」
「今ね色々、問題に。オーバーツーリズムですもんね」
運行ルートは2路線。世界遺産の清水寺に近い五条坂への直行便と祇園などを経由して銀閣寺近くに向かう便があります。所要時間は最大20分短縮されるということです。
京都のバスといえば観光客に加えて一般客も多く利用するため車内は大混雑。停留所に遅れて到着することも多くあり、一般客からの苦情も続出しています。
京都市 松井孝治市長
「京都の観光集中で観光客の皆さんと市民の双方がしっかりと生活を守りながら観光を楽しんでいただく」
今回、観光客に特化した「バス」を運行させることで、一般客と観光客をすみ分け、バスの混雑の緩和につなげようとしています。
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