震度5強を観測した輪島市では公費による解体を申請していた住宅が今回の地震で倒壊しました。
(藤井友里記者報告)
輪島市二ツ屋町です。輪島市役所から徒歩5分ほどの住宅街ですが、こちらの住宅が3日朝の地震により倒壊してしまったということです。
もともとは二階建ての住宅でしたが1階部分が押しつぶされてしまい、2階部分が道路に迫り出してしまっています。
住民の方は出勤中で自宅にはおらず無事でした。
こちらの道は車で通行できる道路でしたが、現在は通行止めとなっています。
住民によると、こちらの住宅は元日の地震で全壊の判定を受けており、公費による解体の申請をしていましたが、解体は秋ごろになると言われていたそうです。
解体を前に崩れてしまったことで住民は「崩れそう、崩れそうとは思っていたが、まさかこのタイミングとは思わなかった。今は何も考えられない」と話していました。
震度7の地震から5カ月以上が経過し、ようやく今後の見通しを立てていたなかでの出来事に住民は戸惑いの表情を見せていました。
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