埼玉県川口市でタクシー運転手に発砲したとして逮捕された男は事件後、福島市まで逃走し、拳銃は「捨てた」と供述していることが分かりました。
強盗殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、無職の瀬川好一容疑者(68)です。事件が起きたのは29日午後11時半ごろ、埼玉県川口市。現場を後にした瀬川容疑者は福島市へと向かいます。警察は31日午後に、福島駅周辺の防犯カメラでその姿を確認。知人女性のもとに身を寄せていました。さらに、瀬川容疑者はすでにJR福島駅から新幹線に乗っていたことも分かりました。そこでJR大宮駅で待ち構え、確保したといいます。
瀬川容疑者とタクシー運転手との間には面識がなかったことも新たに分かりました。
瀬川容疑者の供述
「金を奪おうとは思っていなかったが、ピストルを撃ったことは間違いない」
発射された弾は運転手の体の中から、薬きょうは車内から見つかっています。ただ、拳銃は押収されておらず、瀬川容疑者は「捨てた」と供述しています。
瀬川容疑者と同じマンションに住む人はこう話します。
同じマンションの住人
「(Q.間取りは)たぶん1Kとかだと思う。(Q.家賃は)10万円ぐらいですね。たまたま先月見かけた。その時は普通に清潔感あった。無愛想な印象はないですけど普通。(Q.トラブルとかは)全然ないです」
一方で、豪快な一面もあったようです。
瀬川容疑者をよく知る人
「連れて行ってもらったのは韓国クラブ。行けばバンバンおごってやるし。なかなかできないよね。20万円30万円って使えない、一晩で。俺は実家が福島だと(瀬川容疑者が)自分で言ってました」
これまでのところ、暴力団との関係は確認されていないといいます。警察は、拳銃の入手ルートを調べるとともに、本当に捨てたのか、あるいは誰かに渡したのかなどを含め、慎重に捜査する方針です。
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