将棋の藤井聡太八冠に同学年の伊藤匠七段が挑戦している叡王戦五番勝負の第4局が始まりました。ここまで藤井八冠は1勝2敗で、この対局に敗れれば叡王タイトルを失い「七冠」になります。
叡王戦第4局は千葉県柏市内のホテルで、31日午前9時から挑戦者・伊藤七段の先手で始まりました。
叡王戦は五番勝負で先に3勝した方がタイトルを獲得します。
第1局は藤井八冠が勝ちましたが、第2局と第3局は伊藤七段が連勝し、ここまで伊藤七段の2勝1敗となっています。
勢いに乗る伊藤七段が勝てば、初めてのタイトル獲得です。
30日の前夜祭では「見ている方に楽しんでいただけるような一戦をできればと思います」と意気込みを語っていました。
一方の藤井八冠は後のないカド番となっていて敗れれば叡王タイトルを失い「七冠」になります。
前夜祭では「スコア的には追い込まれて苦しい状況ですがしっかり集中して全力を尽くしたいと思っております」と話していました。
叡王戦は持ち時間がそれぞれ4時間で、注目の対局は夕方以降に勝敗が決まる見込みです。
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