【浦添】浦添市が動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で配信したショート動画を検証してきた市の第三者委員会「市ソーシャルメディア調査委員会」は30日、一部内容を「差別的またはハラスメントに該当する」と結論付け、出演していた松本哲治市長に答申した。特に問題がある4本の動画は非公開にするよう求めた。(浦添西原担当・新垣玲央)
松本市長は「丁寧に検証していただき感謝している。厳粛に受け止めたい」と答えた。4本の動画について、市議会の「市政運営に関する調査特別委員会」の意見も待つとしながら「答申に沿う形で(削除を)検討する」と述べた。
調査委が検証したのは、2022年10月~23年6月の25本と、松本市長が投稿終了を報告する内容の同年10月31日配信の1本(11月22日削除)。答申では決裁やガイドラインなど手続きの不備に加え、表現などのチェック体制や意識、言葉遣いも問題視した。
矢野恵美委員長(琉球大法科大学院教授)は「視聴者数を稼ごうと過激な表現をすることが自治体として適切だったのか。いま一度、検証を」と求めた。
市は同日、答申内容をホームページで公開した。
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