2期目の任期中、最後の都議会が29日から始まり、所信表明演説に臨んだ小池都知事。知事選出馬について言及することはありませんでした。
東京都・小池百合子知事:「もっと東京は良くなると。都民が希望を持てる都政を展開する。この決意は、一瞬たりとも揺らいだことはありません。都民が第一、都民ファーストで推し進める東京大改革の先にこそ、明るい未来は開かれていきます。わたくしは、そう確信をいたしております」
今後への意欲をうかがわせましたが、結局、しませんでした。
会期は6月12日まで。知事出席の本会議は、あと3日です。
東京都・小池百合子知事:「(Q.出馬表明はいつごろ)行政は継続してこそ力なり。まずは、この定例会、しっかり取り組んでいくのが、現職の務めと承知しております」
小池知事と入れ替わるように都議会にやってきたのは、すでに出馬表明を済ませている蓮舫氏。都議会、各会派を回って応援要請です。
なかでも熱狂的に迎えたのは、“野党共闘”改め、“オール東京”を組むことになる共産党です。花束まで用意していました。
立憲民主党・蓮舫参院議員:「ぜひ一緒に住みやすい・暮らしやすい・明るい温かな東京をつくらせていただければと」
早くも火花が散っています。
立憲民主党・蓮舫参院議員:「(Q.所信表明を聞いて)現職を重ねると所信表明って、どうしても短冊というか、各局から上がってきたものを細かくつないでいく原稿を読む傾向。そういう原稿だな、熱がないなと。(Q.小池知事は出馬表明しなかったが)何をお話になるのかなとは思っていたんですね。私の公約も何をエッジを立たせた方がいいのか、心の準備をしながら聞いてたんですけども、きょうは、この後も表明されないのかしら」
小池知事の出馬表明はいつになるのでしょうか。
自身が特別顧問を務める都民ファ―ストの会幹部が取材に応じました。
都民ファーストの会・森村隆行代表:「現職として公務を優先して、重要な議会中。その議会で議案を通したり、質疑のやり取りをすることに、まずは、集中するという意思の表れじゃないか。出馬をしない結論もあり得るが、そこについての不安は、いま持っていない」
都民ファーストの会・都議:「政治資金規正法改正の行方と、それに対する国民の反応を見極めようとしているのではないか。自身の発言内容やトーンを決めたうえで、イメージの悪い自民党との距離を決める。出馬表明はそれからだよ」
6月20日告示、7月7日投開票の日程で行われる都知事選。これまでに諸派や無所属で20人以上が出馬を表明しています。
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