栃木県の60代女性が有名人になりすましたフェイスブックの偽広告をきっかけに投資を持ち掛けられ、1億円以上をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。

 警察によりますと、栃木県下野市に住む60代の女性は去年11月、フェイスブックで有名人をかたって投資を募る広告を見つけ、それにアクセスするとLINEのグループに誘導されました。

 グループに入ると有名人になりすました人物や、そのアシスタントから「金で稼げる」と投資のための口座を伝えられました。

 女性は去年から先月にかけて、1回あたり最高で1700万円、27回にわたって総額およそ1億2000万円を振り込みました。

 その後、女性は友人から「詐欺ではないか」と指摘され、警察に相談して詐欺被害に遭ったことに気付いたということです。

 こうしたフェイスブックなどで有名人らになりすまして投資を呼び掛ける“なりすまし広告”による詐欺は被害が相次いでいて、大きな問題となっています。

 警察はSNSを通じて毎回異なる口座に振り込むよう指示する手口は詐欺の可能性が非常に高いとしたうえで、不審なもうけ話にだまされないよう注意を呼び掛けています。

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