バスを包む黒い炎。姫路バイパスの車両火災で今も通行止めが続いています。

 24日午後1時40分ごろ、国道を走行中の車から見えたのは激しく立ち上る黒煙です。

 バスの横を通り過ぎると、その全貌(ぜんぼう)が明らかになります。

 バスが1台まるごと炎に包まれていました。

 車両火災が起きたのは兵庫県を通る国道2号の姫路バイパスの姫路ジャンクション付近です。国土交通省から消防に通報があったといいます。

消防への通報
「牽引(けんいん)しているバスのタイヤ付近から煙がでている」

 火が出た直後とみられる午後1時20分ごろの映像では、確かにバスの後輪付近から火が出ているのが確認できます。

 一体なぜ、バスは炎に包まれたのでしょうか。警察によりますと、バスは廃車予定で牽引していたところ、運転手が後輪のバーストする音を聞いたということです。

 専門家は…。

自動車ジャーナリスト 桃田健史さん
「牽引されていることでフロント部分が上がり後輪部分だけに荷重が掛かっている。荷重が掛かったことでバーストしたり、ホイールに直接、火花が付いて、そこから発火というのは考えられる」

 バスには乗員がいなかったため、けが人はいませんでした。また、車体に社名が記載されているバス会社に取材したところ、この車両は過去に売却されているため事情は分からないとしています。

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