23日午後11時5分ごろ、山梨県甲斐市竜王の路上で、南甲府署地域課の30代男性巡査長が、追跡していた不審車両がパトカーにぶつかってくるなどしたため、拳銃を5発発砲した。山梨県警によると、車には少なくとも男性2人が乗っており、そのまま逃走した。男性らに弾が当たったかは不明。
県警によると、同日午後11時ごろ、昭和町の中央自動車道甲府昭和インターチェンジ近くを走行中のパトカーが、急に動き出した不審な乗用車を発見し、緊急走行で追跡した。車は高速度で信号無視を繰り返して逃走し、甲斐市竜王国道20号側道でいったん停車。巡査長らが職務質問しようと近づいたところ、車を前後に激しく動かしてパトカーにぶつけたため、発砲したという。
逃走車は、甲斐市下今井の路上で一般車と衝突事故を起こし、乗っていた男性らは車を放置して逃げた。県警は公務執行妨害の疑いなどで行方を追っている。事故でけが人は出ていないという。
県警の三森美保地域課長は「詳細は調査中だが、現時点では(警察官の)不適切な行為は確認できていない」とコメントした。【佐藤薫】
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