水俣病被害者らとの懇談で時間を制限した問題の他に、2015年の新潟県での懇談でも時間制限の問題が確認されたことについて、伊藤環境大臣は「評価は難しいが、今後は起きないように指導する」と述べました。

伊藤環境大臣
「総合的な事実関係も見ないと(適切だったかの)評価はなかなか難しい。今後こういったことが起きないようしっかり指導したい」

 環境省は今月1日、水俣病の被害者らとの懇談中に3分を過ぎたことを理由にマイクのスイッチを切るなどしました。

 伊藤環境大臣は23日の国会で、2015年に「新潟水俣病」被害者らが当時の望月義夫大臣と懇談した際にも、司会が時間を調整する発言をして出席者から抗議されたことを認めました。

 伊藤大臣は、24日の会見で改めて説明し、当時の詳しい経緯が分かっていないとして適切かどうかの評価を避けました。

 一方で、いわゆる「マイクオフ問題」の後に「水俣病対策に省を挙げて取り組むよう指示した」と述べ、今後は繰り返さないとする考えを強調しました。

 伊藤大臣は、23日までに、他のケースで時間制限の抗議をされたりマイクのスイッチを切ったりしたことは、確認されていないと話しています。

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