2

 13日から“若者の街”東京・渋谷で、「死」をテーマにしたイベント「デスフェス」が開催されている。会場はポジティブな空気に包まれていたそうだが、どんなイベントなのだろうか?

■「入棺」「地獄VR」の体験も

「デスフェス」を直訳すると“死の祭典” この記事の写真

 「誰もが死をカジュアルに語れる社会に」というコンセプトのもと、若者の街・渋谷で6日間にわたって開催されている「デスフェス」。直訳すると“死の祭典”だが、会場はずいぶんと明るい雰囲気だ。

死ぬ前に入棺を体験できる

 カラフルな棺桶が展示されたスペースでは、死ぬ前に入棺を体験できる。ふたが閉められ、およそ3分間、暗闇になる。

「地獄VR体験 〜おまえはどう生きてきたんだ〜」

 その他、現役住職による死後の世界についての説法を受けた後、仮想現実の世界で地獄に落ちる体験をできる「地獄VR体験 〜おまえはどう生きてきたんだ〜」や、「死」をテーマにお酒を飲みながら語り合うスナックなど、一風変わった催しが盛りだくさんだ。

次のページは

■参加者「ネガティブな向き合い方にならないように」

■参加者「ネガティブな向き合い方にならないように」

一般社団法人「デスフェス」共同代表 市川望美さん(51)

 イベント主催者の思いを聞いた。

一般社団法人「デスフェス」共同代表
市川望美さん(51)

「去年の5月に私の父が急に亡くなって。もう少しエンディングについて、あらかじめ考える場が持ちたいなと思って、『デスフェス』を企画しました。渋谷っていう街を選んだのもそうなんですけど、カジュアルに語ることとか前向きに語ることが、尊厳を損なうものでもないと思いますし。死のことエンディングのことを話せる場っていうのが、どんどん展開されていくと一番いいなと思ってます」 名古屋から来た20歳学生

 「デスフェス」に訪れた若い世代の人たちは、次のように話す。

名古屋から来た20歳学生
「みんな、必ず訪れるものが死なので。もうちょっとポップに明るく、みんなが考えれるようになったら、もっと良い世界になるんじゃないかなと思ってます」 20代カップル
「SNSとかで、心を病んでしまって、なんかこうネガティブになって、死という道を選んでしまう人とかもいるニュースとかも見て。そういうネガティブな向き合い方にならないように、こういった場でしっかり向き合っていくのは大事なのかなって」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年4月15日放送分より)

この記事の写真を見る
・カキの“生食用”と“加熱用”何が違うかご存じですか?「鮮度」ではないんです!実は・「カフェラテ」と「カフェオレ」何が違う?コーヒーと牛乳混ぜる割合…ではない!?・古墳を取り囲む“無数の太陽光パネル” 「侵略している」SNSで批判の声も…実態は?・公園の“意地悪ベンチ”が物議 排除アートか苦肉の策か…担当者「住民から騒音苦情」・「性交」教えにくい学校の性教育…「もっと早く教えていれば」先生たちが抱える危機感

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。