三重県四日市市が市のふるさと納税の返礼品から松阪牛を取り下げたことについて、松阪市の竹上真人市長が22日の記者会見で所感を述べた。市長は、四日市市がふるさと納税制度における地場産品基準を逸脱していないことを前提に「大人の対応をしていただいた。松阪市など生産区域の8自治体からすると感謝しかない」と話した。
竹上市長は「ブランド牛を生産している肥育農家は商標登録や個体識別管理システムなど牛に対して厳格な定義を設けている。その点を逸脱している」と農家の声を代弁して四日市市に伝えた経緯を説明。「ブランドや生産者の誇りを守りたい」との思いを語った。
総務省に提出した要望書については「積極的な返答はない」と述べた。【下村恵美】
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