拉致問題担当相を兼ねる林芳正官房長官は20日、北朝鮮に拉致された可能性が否定できない行方不明者の家族らで作る「特定失踪者家族会」のメンバーら10人と首相官邸で面会した。
同会から問題解決に向けた要望書を手渡された林氏は「北朝鮮との諸懸案の解決に向け首脳会談を実現すべく、首相直轄のハイレベルな協議を進めていく。(拉致)認定の有無に関わらず、全ての被害者の一日も早い帰国実現に向けて引き続き、全力で取り組みたい」と述べた。
「特定失踪者家族会」は、歴代首相との面会がまだ一度も実現していない。同会の今井英輝会長は「岸田文雄首相は拉致の可能性を否定できない全ての被害者を必ず救い出すと公言している。いまだに面談がかなわないのはどうしてなのか?」と訴えた。【鈴木悟】
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