19日午前11時半ごろ、沖縄県読谷村楚辺の民家で「2階建て建物の1階から黒煙が見える」と通行人から119番通報があった。県警嘉手納署によると、この家に住む50~80代の男女4人が意識のある状態で本島中部の病院に搬送された。命に別条はない。

 ニライ消防本部によると、消防車両6台22人で消火活動にあたり、火は約45分後に消し止められた。2階建て民家の1階部分が全焼したとみられる。

 近隣住民によると、この家には80代夫婦と息子2人が住んでおり、父は足が悪く、母は寝たきりの状態だった。隣の家に住む50代男性は「外を見た時には炎と黒煙が上がっていた。4人とも無事に避難できてよかった」と話した。

 この火災の影響で、午前11時40分ごろから約1時間、現場周辺の県道6号の交通が規制され渋滞が発生した。同署などが火災原因を調べている。

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