「推し活」資金は自分で稼ぐ?――。アルバイトをしている高校生のうち、自分の趣味のためにアルバイトをする人が最も多いことが、就職情報サイトを運営するマイナビ(東京都)の調査で明らかになった。
2024年にアルバイトをしている人の割合は26・5%で、前年から2・7ポイント増加した。現在アルバイトをしている人にその目的を複数回答で尋ねたところ、「趣味のため」が58・4%(前年比0・1ポイント増)で最多だった。次は「貯金をするため」の57・1%(同1・3ポイント減)で、初めて「趣味のため」を下回った。その他は「自分の生活費のため」23%、「交際費のため」16・6%などが続いた。
また、アルバイトをしている高校生のうち、親などからお小遣いをもらっている割合は55・2%(前年比4・7ポイント減)で、3年連続の減少となった。1カ月の平均金額も前年から763円減り、8415円だった。
同社の担当者は「Z世代を中心に推し活が広がる中で、高校生のアルバイトの目的にも変化がみられた」と指摘。「物価高騰による家計への影響がお小遣い額の減少につながっていることもうかがえる」としている。
調査は今年で5回目。2月15~19日に、高等専門学校と専門学校を除く高校生計869人にインターネットで調査した。【井口彩】
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