国による初の「宗教虐待」に関する調査の結果を受け、元宗教2世らで作る団体が宗教団体への対応や法整備などを求め、こども家庭庁に要望書を提出しました。

 要望書を提出したのは「宗教2世問題ネットワーク」など3団体です。

 命や健康、人格形成に悪影響となる価値観の子どもへの教育について「虐待」と位置付け、宗教団体による教育を禁止する法整備などを求めました。

 また、宗教団体が児童相談所などと連絡を取り、信者の子どもの治療に関与しているケースがあることについて、輸血拒否などの医療ネグレクトにつながるとして宗教団体を治療に関与させないよう児童相談所や医療機関に通知することを求めています。

JW児童虐待被害アーカイブ 綿和孝代表
「(子どもたちは)そこしか知らない環境の中で育てられているので、自分が受けていることが虐待なんだということにはなかなか気付けない」

 要望書を提出した団体は子どもの声を拾う仕組みや児童相談所や医療機関が「宗教虐待」について相談できる窓口の設置が必要だとしています。

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