映画「男はつらいよ」55周年記念ファン大感謝祭が東京・MOVIX亀有で開催され、山田洋次監督、玉袋筋太郎さん、ミキ・昴生さん、北山雅康さんが登壇しました。

映画「男はつらいよ」55周年記念ファン大感謝祭


渥美清さんが浅草フランス座の大先輩になるという玉袋さんはどんな時「男はつらいよ」を見たくなるかと聞かれ″仕事とか人間関係とか順風満帆に行かない時、そのチューニングを合わせるために見ています″と明かしました。

玉袋筋太郎さん


"さくらよりも亜生からしか「お兄ちゃん」と呼ばれることがない" という昴生さんは″世代ではないが映画好きとして見なければと思いコロナ禍で49作一気見して、いまは「あぁ、日本は昔こんなに元気だったんだ」と寝る前に見て翌日の活力にしてます″と明かしました。

昴生さん(ミキ)


これに山田監督は″全作一気に流すと2日ちょっと掛かる。3日という事はあんた本当に、ほとんど寝ずに観たんだね。いいお客さんだ″と褒めると客席から笑いがこぼれました。

山田洋次監督


そして昴生さんが″ああいう時代があって、ああいう人が許される時代があったんだなと思います″と感想を述べると、すかさず玉袋さんが″反社だもんね、言ってみたら″とボケ。すると慌てて昴生さんが″ギリですよ!ギリ。グレーです“とツッコミを入れました。さらに昴生さんは、”こんなすごい人昔いたんだと思いながら15~30話ぐらいで、すごく寅さんが嫌いになったんです「なんや?この人」って。でも嫌いになるという事は、もう家族になっているんです。僕もお兄ちゃんなので、家ではきっちりしなきゃとなっちゃうけど、本当は寅さんになりたいと憧れて見ていたと思う“と振り返りました。玉袋さんは”同じ(思い)かな。今のご時世見られない人を見られる。いま寅さんいたら生きづらいだろうなぁ“と同意していました。

映画「男はつらいよ」55周年記念ファン大感謝祭



2人の感想を受け、山田監督は“時代を超えて渥美さんが演じた、あの人柄は「自由」。行動も考え方も拘束されないオリジナルな発想に生きている。僕たちの考えは拘束されて生きているが、あの男は自由に生きている”と、しみじみ語りました。

またイベントでは、ファン投票の結果も発表されました。
上映作品投票結果
第1位 : 第17作『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』
第2位 : 第 1作『男はつらいよ』
第3位 : 第25作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』
第4位 : 第32作『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』
第5位 : 第15作『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』     
    第50作 『男はつらいよ お帰り寅さん』

【担当:芸能情報ステーション】

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