大手銀行グループ3社の決算が出そろい、円安などの影響で、2社の最終利益が過去最高となった。

三菱UFJフィナンシャル・グループが発表した2024年3月期の最終利益は、前の年から33.5%増えて1兆4907億円となった。

三井住友フィナンシャルグループも、19.5%増えて9629億円となり、2社ともに過去最高を更新した。

また、みずほフィナンシャルグループは、22.2%増えて6789億円と過去2番目の高水準となり、メガバンク3社の最終利益の合計は3兆円を超えた。

歴史的な円安や株高に加えて、企業の資金需要が堅調だったことが、収益を大きく押し上げた。

2025年3月期についても、三井住友フィナンシャルグループが、最終利益でグループ初の1兆円突破を見込むなど、3社は増益を見込んでいて、日銀が追加利上げに動いた場合、さらに業績を押し上げる可能性もある。

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