■踏切内に残されていた「シニアカー」と衝突

15日、奈良県三宅町にある近鉄橿原線の踏切でシニアカーが電車と衝突しました。
シニアカーに乗っていた女性は、衝突する前に通行人の女性によって救出されています。

15日午後7時ごろ、奈良県三宅町大字石見にある結崎第7号踏切で「特急電車が踏切内でシニアカーと接触した」と駅員から通報がありました。

警察などによると近鉄橿原線の橿原神宮前行きの特急電車が踏切内に残されていたシニアカーと衝突したということです。

■通行人の女性が救出

シニアカーには高齢女性が乗っていましたが、踏切を横断していた際にタイヤがレールに挟まり動けなくなってしまいました。

その姿を目撃した通行人の女性が高齢女性の元に駆けつけ、シニアカーから高齢女性を降ろして踏切の外まで抱えて運んだということです。

高齢女性は救出されたとき、左手を打撲する軽傷を負いましたが、乗客およそ100にケガはありませんでした。

■シニアカーは「ハンドル型電動車いす」

この影響で近鉄橿原線は午後6時50分ごろから平端駅〜橿原神宮前駅の間で運転を取りやめていましたが、およそ1時間後に運転を再開しています。

シニアカーは「ハンドルがついた電動車いす」で、高齢者の外出を支援する乗り物として知られています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。