農林水産省は14日、5月7日~9日に調査した野菜の平均小売価格を公表した。農水省の調査によると、平年に比べキャベツは62%、ニンジンは52%、レタスは47%高くなった。特に葉物野菜は、先月から高値が続いている。
キャベツは、神奈川県や愛知県などでは、2月下旬以降の気温低下や曇天などの天候不順で生育が遅れ、出荷量が少ない状態が続いた。
一方、レタス、キュウリ、トマト、ニンジンは前の週よりも価格は下がった。
ニンジンは徳島県産が生育不足の傾向にあるが、5月中旬に千葉県産の出荷量が増える見通し。
レタスは気温高で生育は回復状況にあるとしている。
ジャガイモは平年に比べてお買い得となっている。
調査結果は以下の通り。(価格→前週比→平年比)
キャベツ (322円 103% 162%)
ねぎ (736円 110% 108%)
レタス (578円 92% 147%)
ジャガイモ(461円 103% 96%)
たまねぎ (347円 101% 110%)
きゅうり (672円 95% 131%)
トマト (780円 97% 121%)
にんじん (603円 98% 152%)
※各都道府県10店舗(全国470店舗)について訪問調査
※価格は特売価格等を含まない消費税込み価格で全調査店舗の単純平均
※平年比とは2019~2023度の食品価格動向調査業務による当該月の調査価格の5カ年平均価格との比較
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