国内で唯一テレビ向け液晶パネルの生産を続けていた「シャープ」が生産を終了すると発表しました。

14日、シャープが生産終了を発表したのは「テレビ向けの大型液晶パネル」です。

■韓国などのメーカー成長で競争激化 シャープも生産終了を決断

テレビ向けの大型液晶パネルは、かつて日本の電機メーカーの主力事業でしたが、韓国や中国などの海外メーカーの成長で競争が激しくなり、パナソニックなどが事業から撤退。

シャープは国内で唯一、堺市にある子会社SDP=「堺ディスプレイプロダクト」の工場で生産を続けていました。

しかし、液晶パネル事業の低迷などが影響して、2022年度は、およそ2600億円の赤字に。

ことし9月までにテレビ向けの液晶パネルを生産している堺の工場の稼働を停止する方針を固めたということです。

これで、国内でテレビ向けの大型液晶パネルを生産する企業がなくなります。

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