日本銀行が一部の国債の買い入れ額を減らすと発表しました。これを受け、長期金利の利回りはおよそ6か月ぶりの高い水準まで上昇しました。

日銀が国債の買い入れ額を減らすのは、残存期間が「5年を超え、10年以下」の国債で、1回あたりの買い入れ額をこれまでの4750億円から4250億円に減らすとしています。

日銀が国債の買い入れを減額するのは、3月にマイナス金利政策を解除してから初めてです。

市場関係者からは、日銀の狙いについて「円安への対応ではないか」との見方も出ています。

この発表を受け、きょうの債券市場では、長期金利の代表的な指標となっている新発10年ものの国債の利回りが一時0.940%まで上昇しました。去年11月以来、およそ6か月ぶりの高い水準です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。