100年間変わらない『硬さ』と『味』。
北九州市名物の焼き菓子が、お土産用となって登場しました。
北九州市のソウルフードの1つとされる「堅パン」。
なんと言っても、その名の通りの堅さが特徴です。
実際に口にしてみると、前歯ではとても噛めません。
奥歯でチャレンジしてみるとー。
◆リポーター
「あ!噛めた!噛めば噛むほど優しい甘さを感じます」
キャッチフレーズは「健康はアゴから」。
堅パンが誕生したのは、大正時代末期で、当時の官営八幡製鉄所が熱気のこもる工場で働く従業員に、高カロリーの補給食を提供しようと作りました。
作業着の胸ポケットに堅パンを差して作業の合間にかじっていた製鉄マンもいたそうで、「保存性」と「携帯性」を追求し水分を極力少なくした結果、「堅すぎるお菓子」になったいうことです。
これまでは堅パンを製造する北九州市内のスーパー「スピナ」などで販売され、市民のおやつとして親しまれてきましたが、4月27日から新たに土産用が登場しました。
◆リポーター
「北九州名物の『堅パン』が個包装になって販売されています」
3個入り(税込540円)と8個入り(税込1080円)で販売されている土産用の堅パン。
パッケージには、線路や鉄板との硬さを比べたユニークなイラストもあしらわれています。
◆買い物客
「配りやすそうですね、いろんな人に」
◆買い物客
「(従来の商品は)1回開けたらしけっちゃたり、もっと堅くなったりすると思うので、食べやすくて凄くいい」
JR小倉駅や小倉井筒屋などで販売されている土産用の堅パン。
製造元のスピナでは今後、Tシャツやクリアファイルなどグッズ展開も予定していて、担当者は「北九州の銘菓として全国に広めていきたい」としています。
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